事件!

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なぜここに???

十日目

事件はその晩、突然起きました。三日間用事があって、日中家を空けていました。二日目まではミッコママもいつも通りちゃんとママをしてくれていました。それはもう完璧とも言えるほどでした!

三日目の晩帰ってきて、みんなにただいまと言うと(段ボールの箱に向かって)、何と誰もいません!ミッコはもちろん、子猫たちも1匹残らず。段ボールの小屋はもぬけの殻でした。それを見て私はパニックになってしまい、お袋に「大変だ!子供たちがいない!探して探して!」と大声で言いました。

まずは近くの隠れそうな所、食卓テーブルの椅子の下、ストーブの裏、(何故か残してあった)コタツの中…。あちこち探してみました。でもいません。それで隣りの部屋(私の寝室)も探してみます。ベッドの下や、どこか隠れそうなところ、隙間も懐中電灯を照らして探しますが、やはり見つかりません。

その間、お袋は別の方向から探していたようです。そしてミッコがあるところに出入りしているところを見つけます。そこは少し古い家によくある(?)カウンターの下の空間でした。そこには小麦粉やコーヒーなどを入れるボックスがあります。その隣りに棚があるんですが、そこの隙間から手入りしています。まさかと思って、懐中電灯で見てみると…。

いました!それも7匹全部!どうやらミッコママが一匹ずつ咥えながら引っ越しをしていたようです。7匹も一匹ずつ咥えながら引っ越すというのは大変な労力だったと思います。それでもそこはあまりきれいなところではないものですから、慌てて元の段ボールに子猫を戻してみたり、新しい段ボールにきれいなタオルを敷いてから連れ戻してみたりしましたが、だめでした。何度やっても、ミッコママは子供たちをカウンターの下に咥えていきます。

ネットで調べてみると、お母さん猫は子供たちの寝る場所に不安があると、引っ越しを繰り返すそうです。要因としては汚れとか騒音とかいろいろあるようですが、今回は何日も日中を空けたことかもしれません。いずれにしてもミッコの好きなようにさせてあげるのが一番だという結論になりました。

それでもあんなに汚くて、狭いところに子供たちを連れて行くことが安心できるということは少し複雑な気持ちでした。まずは子供たち全員が元気なことを確認して、その日は少しビクビクしながら床についたのでした…。

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