六日目
ちょっと湿っぽくなってしまったので、ここでママの話を。もともと保護猫の施設にいた頃からミッコはとても甘えん坊でした。初対面の私に対しても甘えてミャーミャー言ってきました。たまに外を歩いていると、向こうから寄ってきて、お尻をスリスリしながら寄ってくるとても愛嬌いっぱいの猫の女の子を、皆さんもご存じだと思います。ミッコはそんな娘でした。そしてこういう子と一緒に住んだら、どんなに楽しいだろうとワクワクしてしまいました。
そんな甘えん坊でもやはりお母さんになると違います。頑張ってご飯を食べて、ミルクをあげて、またご飯を食べてまたミルク。その繰り返しです。自分のことを構ってる暇なんてありません。とても忙しいのか、段ボールに半分後ろ足を乗せながら、頭だけ下にして水を飲んでることもありました。
そんな生活が1週間ぐらい続きました。そんなある日の夕方、突然ミッコがミャーミャー鳴き出しました。やっぱりよっぽどストレスが溜まっていたんだと思います。うちの母がミッコを膝に抱っこしてブラシをかけてあげるととてもうれしそうにしていました。久しぶりに舌をしまい忘れながらうっとりとしていました。しばらくすると、ようやく落ち着いていつものママに戻ります。でもこれからもミッコの精神的なフォローも必要なんだと実感した日でした。


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